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よしもとばななさんの執筆された作品を紹介しています。


イタリアンばなな


イタリアンばなな

イタリアンばなな
【発売:2002年11月】

翻訳家と作家による、言葉と言葉の幸福な出会い。本書は、「家族」「食」「身体」をキーワードに、イタリアという異文化を通して「よしもとばなな」の世界を旅する試みである。
作品の秘密をめぐる語りおろしの対談、イタリアの雑誌に翻訳のみが掲載された、よしもとばななの日本未発表エッセイ『クリスマスの思い出』も収載。

イタリアにおける「ばなな現象」の謎に迫る よしもとばななの小説『キッチン』は、1991年にイタリアで翻訳が出版されると同時に空前のベストセラーとなり、社会現象まで引き起こした。「かつてない新しい感性」「イタリア人の日本観をぬりかえた画期的な作品」と絶賛される一方、「日本のマンガ文化が活字になっただけ」という批判もとびだし、物議をかもした。現在までに11作品が翻訳され、合計250万部が売れている。
 このイタリアでの「ばなな現象」をめぐり、当の作家とばなな作品の翻訳家、仕事を超えた友情でむすばれた二人が、それぞれの視点で語った。
 世界中の若者の心を捉えるよしもとばななの魅力とは何なのか。本書では、日本-イタリアの若者文化を縦糸に、翻訳という異文化理解の手段を横糸にして、「家族」「食」「身体」をキーワードに解き明かしてゆく。
 本書は発売と同時に新聞、ラジオでも話題となり、よしもと作品の再評価につながっている。よしもとばななファン必読の一冊。


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