よしもとばなな 新潮社
大好きなママが、パパとの自由な恋をつらぬいてこの世を去った。
ひとりぼっちになったいま、ちひろがいちばん大切に思うのは、幼児教室の庭に描く壁画と、か弱い身体で支えきれない体の重荷に苦しむ中島くんのことだ。 ある日中島くんは、懐かしい友だちが住む、静かなみずうみのほとりの一軒家へと出かけようとちひろを誘うのだが…。
魂に深手を負った人々を癒す再生の物語。
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